生活一般

依存症(ネット依存は現実を受け入れられなくなるかもしれない)

依存症はいろいろあります。個人的に自己責任だと思っています。

しかし、依存症を自己責任として放置しつづければ、結果、その人たちが大病を患らうことで医療費がかさんだり、依存を継続させるために犯罪に走ったり、子どもがいる場合は子供の成長にも悪影響が生じるかもしれません。

依存症は個人の問題では収まらず社会的に悪影響を及ぼします。

国が何らかの対策をすることで問題が起こる前に事前対処することが大切なことは間違いないです。

2017年4月23日(日曜日)の西日本新聞に依存症に関する社説が書かれていたので今回依存症について書いてみました。

依存症の定義

「精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う行為を繰り返し行った結果、それらの刺激を求める耐えがたい欲求が生じ、その刺激を追い求める行為が優勢となり、その刺激がないと不快な精神的・身体的症状を生じる、精神的・身体的・行動的状態」(WHO)

深刻に受け止めて対策を

ギャンブルやアルコール、薬物などへの依存症対策を厚生労働省が本年度から強化する。各都道府県と政令市で専門医療機関を順次指定し、身近な施設で治療や助言を受けられるようにしていく。

依存症は最悪の場合、死につながる恐れがある。それでも「自己責任」などとして日本ではまだ軽く受け止められがちだ。本人とその家族や職場などが協力して対処することが重要である。

厚労省が2014年に発表した調査結果によると、依存症の疑いがある人はギャンブルが536万人、アルコールが109万人と推計され、自治体の精神保健福祉センターへの相談件数も毎年増える傾向にあるという。

このうちギャンブル依存症は昨年、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備推進法の成立と施行で改めて注目された。

医学用語では「病的賭博」という。世界保健機関(WHO)による定義は「家族関係や職業遂行を損なうまでに患者の生活を支配する持続・反復的な賭博」とされ、日本ではパチンコ依存症が代表的だ。病的賭博の人は衝動を抑える脳機能の低下が指摘されている。

一方、アルコール依存症で入院治療を受けた人の3ヶ月以内の再飲酒率は約50%と高く、断酒継続の困難さをうかがわせる。

長期間にわたる多量の飲酒は肝硬変などの命にかかわる病気を引き起こす。自分を制御できずに家族への暴力に走る例も少なくない。妊婦の飲酒は胎児の脳神経に異常をもたらす例もあるとされる。

薬物依存症では近年、身近な睡眠薬や抗不安剤などが問題化しており、医師の指導が欠かせない。

喫煙を含め多くの依存症は「否認の病」と呼ばれ、本人は病気と認めたがらないのが特徴だ。米国などでは啓発・教育、治療、家族会による支援などの一体的な取り組みが広く普及している。

現在相談に応じている保健所のほか、精神保健福祉士らによる新たな相談制度なども幅広く活用して、依存症対策を充実させていきたい。

社説は以上です。

子ども達のネット依存

アルコールやギャンブルなどメジャーな依存症は国が少しずつ対応をしてくれるとして、問題なのは子ども達の依存症です。

パソコンの普及で子どものインターネット依存症が増えましたが、スマホの普及により依存している子供たちの数が爆発的に増えたことは間違いないと思います。

10数年前、私が塾講師になりたてだったとき、生徒数名がネットゲームが原因で昼夜逆転の生活に陥るということがありました。当時はそのよう生徒は例外的存在で、昼夜逆転に陥るまでのネット依存の子はいませんでした。ネット依存が取り上げられたことを覚えています。

2017年現在の中学高校生はスマホをいじって夜中の2時・3時まで起きている子が相当数います。私の勝手な感覚で、10人に1人はそうなっているのではないかと思っています。

現実に耐えられなくなる

時間を無駄にすること以上に危険なことは現実逃避になりかねないことです。

10数年前のネット依存はゲーム依存と言い換えることができました。しかし今は違います。

今のネット依存は道具は出せないけれど自分が望んだことをある程度かなえてくれるドラえもんと24時間一緒にいるようなものです。

スマホがあれば自分が好きなこと・やりたいことだけをやり続けられます。スマホに触れていないときは、嫌なことでもやらなくてはいけない現実が待っています。スマホに依存することで嫌な現実に耐える力がなくなり、現実逃避を続けるようになるかもしれません。

嫌なことから逃げ出し、社会生活をまともに送ることすらできなくなる可能性も否定できません。スマホの使い方を子どもと真剣に話さずただ与えているだけの親はスマホがどういうものなのかを真剣に考えた方がいいです。

20・30代の親ならスマホの危険性を自分自身で実感しているはずですよね。

ちなみに私は2011年に大学に入りなおした時にガラケーとスマホの2台持ちをしました。望むものが何でも手に入ると錯覚することはありませんでしたが、一度ラインやゲームをやり始めると自制がきかなくなりました。

スマホは時間の無駄になると思い大学3年の途中で解約しました。スマホがないと確かに不便ですし、ほかの友達が仲良くスマホで連絡を取り合っているのを見て不安や嫉妬を覚えることもありますが、慣れてしまえばスマホがない生活のほうが精神的に楽になります。