森友学園も国の関与があったことは間違いないですが、理事長及び婦人があのような人だからうまく逃げ切れるだろうと思っていました。

しかし、正直加計学園の場合はそうもいかないと思います。

このまま、何もなかったかのように獣医学部が新設されるようなことがあってはなりません。

新しい大学を認可させることを拒んだ田中真紀子氏が悪者になって、大学の深い闇がうやむやになったことの繰り返しが起こってしまっては、改めて政治(国・地方自治)を信用できなくなってしまいます。

獣医学部が必要なのかどうかは分かりませんが、少なくとも既存の大学が新しい学部・学科の新設をするのは今後は抑えるべきで、既存の学部・学科を再編し無駄に定員を増やすべきではないです。

首相によると鳥インフルエンザなどの対応をするため獣医師がもっと必要とのことですが、加計学園以外に獣医学部を申請していたところもあるのに、なぜ加計が選ばれたのか。出来レースの感が否めません。全国的に獣医師の数は足りているとそれまで文科省が言っていたことは何だったのでしょうか。

人口が急激に少なくなることが確実にわかっている今、大量の留学生を受け入れることを国が認める裏技を使わない限り、学生確保ができずに倒産する大学が大量に発生することも確実にわかっています。

この状況を考えれば、大学の数を減らしていく必要があるにもかかわらず、新たに作るなど論外です。

※ 現在、岡山理科大学のHPからは獣医学部が新設されることが消され、経営学部が新設されるだけになっています。

うやむやでは許されない

西日本新聞で以下のような社説が書かれていました。

安倍晋三首相を始め、政府も与党も真相を解明する気はないのだろうか。それとも、明るみに出したくない何かがあるのか。首相の「腹心の友」が理事長を務める学校法人「加計学園」(岡山市)が国家戦略特区を活用して愛媛県今治市に計画する獣医学部の新設に首相の意向が働いたのではないかという疑惑だ。

文部科学省の前川喜平前事務次官の証言が続く。特区担当の内閣府から加計学園の計画は「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」と伝えられたとする文書の存在を記者会見で認めた。共同通信のインタビューなどでは、和泉洋人首相補佐官や、学園理事も務める木曽功内閣官房参与(当時)から「早く進めてほしい」と言われたことを明らかにした。

文科省が50年以上も認めなかった獣医学部新設が国家戦略特区のメニューに追加ー獣医学部がない「空白地域」に1校容認)事業主体に加計学園を選定ーと昨秋から今年1月にかけて政府の動きは矢継ぎ早だった。当時の事務次官だった前川氏の証言は重い。

言うまでもなく行政には構成と公平が求められる。仮に獣医学部の新設が時代の要請であったとしても、首相に近いからと言って特別扱いがあってはならない。

今回は別の地域と大学も獣医学部新設を要望したが、結果的に断念に追い込まれた。最初から「加計学園ありき」だった疑念は前川氏の証言で一段と深まっている。

「行政がゆがめられた」との前川氏の指摘に対し、首相は「友人に便宜を図ったという前提の恣意的議論」と反発した。菅義偉官房長官は「前川氏が勝手に言っていること」と決めつける一方、出会い系バーへの出入りなどを挙げて前川氏の言動を疑問視している。問題のすり替えではないか。

野党が証人喚問などで徹底解明を求めるのは当然だ。前川氏も喚問に応じると明言している。なぜ与党は拒むのか。「森友学園」(大阪府)への国有地売却問題とともに、うやむやにして逃げ切ろうとしているなら許されない。

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