読んだ本へのコメント

【「なんとかする」子供の貧困】4章は扱いにくい子を持つ子の親にお勧め

「なんとかする」子どもの貧困 (角川新書)」は子どもの貧困について考えるきっかけになるだけでなく、子育てをしている多くの親に読んでもらいたい本です。

お勧め

第4章の「AIに太刀打ちできる読解力をすべての子に」と「『異才』が活きられる空間を世の中に」は「貧困なんて自分の家庭には無関係」と思っている家庭にもお勧めできます。

4章の194ページから219ページのわずか20数ページなので本屋に立ち寄ったときに少し時間があれば立ち読みできるはずなので、気になる方は是非読んでください。

新井紀子(『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の著者)さんとの対話が書かれている「AIに太刀打ちできる読解力をすべての子に」は、全ての小学生の親、平均もしくはそれ以下の成績しか取れていない中学生の親にお勧めです。

「中学校の教科書を読むことができない子もいるのでは?」という疑問を持つようになった経緯が簡潔に書かれています。

読むことで、「勉強しなさい」と口だけの指示しかしていない成績が振るわない子の親が、「どれだけ理解をして勉強に取り組むことができるかしっかりと確認する必要があるのでは」と考えるきっかけになるはずです。

「『異才』が活きられる空間を世の中に」は勉強が極端に苦手だったり、頭が良すぎて普通の学校ではやっていけなかったり、社会に適合するのが困難を生じているなど、そのような子の親にお勧めです。

「相当に変わった子たち」を対象にした「異才発掘プロジェクトROCKET」を紹介し、

  • 他の子と同程度、もしくはそれ以上に理解しているのに書くことが遅いことでテストの点が悪い書字障害を抱えている子(合理的配慮をすればうまくいく可能性があるのにそれをしない)
  • 「学校なんか行かなくていい。向いていないよ」と言ってあげる必要性のある子たち
  • イノベーションを生むのは「空気を読まない」人たち

など、締め付けの多い現代社会の「普通」に合わせられない子がいるという例を挙げています。