数学Ⅰ・Aでセンター7割を取るために必要な時間はどれくらいなのでしょうか?
もくじ
中学3年のとき偏差値60
学力には個人差があるので成績を伸ばすのに必要な時間は人によって異なります。
また、高校1・2年のときの勉強量によって、センター7割を取るために100時間の勉強で済む人もいれば、300時間必要な人もいるでしょう。
なので「〇〇時間すれば7割とれる」というように一般化することは不可能です。
そこで、できる限り目安を図れるように、ここでは
中学3年のときに地元で実施されている公立高校入試対策の模試で偏差値60くらいだった子が高校に進学する前に独学で勉強を始め、センターで7割前後をとれるようになる目安の時間を書いています。
数学Ⅰ・A
知識ゼロの人が利用するのに一番お勧めできるのが
「小倉悠司の ゼロから始める数学Ⅰ・A」です。
これを1ページ目から始め最後まで読み終わるのには70時~100時間かかるはずです。
1回読むだけでは理解できないので2周回すとして、理解するのに100~150時間くらいかかるはずです。
また、7割を取るために演習をする必要があります。
「チャート式の黄」を2周回すとして、それに100~150時間は必要になるはずです。
そこまで終われば過去問演習
ですので、まったくの無知識から勉強を始め「200時間~300時間+過去問に掛ける時間」でセンター7割の目安時間と思ってください。
1日5時間すれば、早い人で2か月弱で7割は取れるようになるはずです。
ただ、高校数学は中学数学と比べると次元が違う難しさです。
その点を忘れないでください。
いやいやながらダラダラ勉強をしてもセンター7割どころは5割も取れないはずです。
逆に、数百人に1人くらいは100時間くらいで数Ⅰ・Aを完全に理解できてしまう人もいるはずです。
数学が苦手な人
中学で偏差値50に達するのがやっとだった数学が苦手な人は高校数学で相当苦労すると思います。
場合によっては高校数学の最初の最初、たすき掛けでつまづくかもしれません。
たすき掛けでつまづいてしまう子が「数学は捨てる」とあきらめてしまったら、その時点で国立大学に進学はできない可能性が高くなります。
国立大学を目標にしている人はどんなにつらくても、あきらめずに数学と向き合ってください。
なお、中学の時に文章題に何が書いてあるのか意味が解らなかった人(定期テストで数字だけを変えられた場合は解けるが実力問題になると文が全く理解できない状況)、
認知的な問題があり図形を把握することが出来なかった人
は、
高校数学は中学以上に努力によっても点数が取れない可能性があります(定期テストでも点数が取れない)。
数A
中学の時に数学が苦手でなかった人も、数A(数Ⅰの集合や命題なども)になると頭が混乱してくる子が一定数でてきます。
解説を聞いても何を言っているのか全く分からない状態になります。
このような状態に陥った場合、数学にが似てな子がたすき掛けでつまずくときのように「数学は捨てる」となってしまいがちです。
あきらめないでください。
参考書を2・3回読んでわからないのであれば5回6回と繰り返し読み見ましょう。
それでも理解できないなら、模範解答をそのまま真似てみてください。
模範解答を真似ることで、感覚がつかめることもあります。
中学数学が出来なかった人
中学数学が出来なかった人は中学数学の勉強をし直す必要があります。
「中学の復習からなんて…時間が」と思うかもしれません。
しかし、安心してください。
教科書レベルの問題を復習するだけなので本気で勉強をするつもりなら20時間くらいで終わるはずです。
難関私立を受験するための問題など解く必要は一切ないので、そこまで時間は必要ないのです。
数Ⅱ・B
数Ⅱ・Bは数Ⅰ・Aが仕上がってなければ取り組めない単元があります。
なので、数Ⅰ・Aを仕上げてから数Ⅱ・Bを始めるのが通常です。
センター7割ラインまでは数Ⅰ・Aと同じくらいの時間を見ておきましょう。