【塾代はお金の無駄】塾に行かせるお金がないと悩む必要はない

塾に通うことそのものは否定しません。

しかし、「塾に通わなければ成績は伸びない」と勝手に思い込んで、何も考えずに子供を塾に通わせている親をみると「お金が無駄だな」と思ってしまいます。

お金が無駄になる場合

お金が無駄になる一番の典型は「勉強をする意思がない子を無理やり塾に入れさせる」ことです。

「とりあえず塾に通わせておけば勉強をするようになるかもしれない」

「やる気を出させてくれる先生に出会えるかもしれない」

残念ですが、やる気がない子は塾に通っても勉強をするようにはなりませんし、やる気を出させてくれる先生に出会える可能性も低いです。

他には「子どもが自分で勉強をする力があるにも関わらず、周りが塾に通っているからうちの子も通わせなければならい」という場合も無駄になります。

自分で勉強ができるのに周りが通っているからといって、少なくともトップ校進学を考えていない中学2年生までは、わざわざ塾に通わせる必要はありません。

塾の利用が必要な場合

塾の利用が必要な場合を3つ挙げろと言われたら以下になります。

①地元のトップ校や全国区のハイレベル私立中高を目指そうとしている小中学生が大手塾の上位クラスに通う。

②旧帝国大や進研模試で偏差値60超の私立の理系学部を目指す高校生。

③やる気はあるが学校の授業についていくことができない小中学生が個別の補習塾に通う。

その他の子は親が勉強のやり方を教え自分で勉強ができるようにさせるべきです。

仮に塾を利用するとしても、受験期だけにすべきです。

①~③に該当せずに、何も考えずに塾に通わせている親を見ると「その無駄なお金を老後資金のために貯金をするか投資に回せばいいのに」と思ってしまいます。

自分の子供が勉強する意思がないのであれば、他人(塾)に頼むのではなく、親が意識改革をして子供が勉強をするように方向づけるべきです。

金銭的負担が原因で塾に通わせられない場合

「塾に通わせてあげるだけの余裕がない」と悩んでいる親がいるとすれば、「塾に通わせられないから『周りの子が通っているから自分の子も通わせる』といった無駄な考えを起こすことがなくてラッキー」とプラスに捉えたほうがいいです。

利益優先の教育産業の煽りに惑わされることなく、「勉強は自分でやる」ということを身につけさせられるのですから。

「塾に通わなければ勉強はできない」と小さいときから勘違いさせてしまうと「勉強は人から教えてもらうもの」という考えが一しみついてしまいます。

そうなると、大学入試のときも、就職のときも、いつまでも勉強をするのにお金をかけて学び続けることになるかもしれません。

「塾に通わせてあげられない」と子どもに申し訳ない気持ちになるのではなく「塾に通わせなくても勉強ができる能力を身につけさせてあげる」と考え方を変えてください。

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