学年(学期)が上がるにつれ成績が下がり続けている。
そのような不満(不安)を持っている親は多いと思います。
もくじ
なぜ下がり続けるのか
勉強をしないからです。
中学1年の初めのころは、ほとんど勉強をしなくても400点以上取れる子も多くいます。
「中学ってこんなものか」
と勘違いして、勉強をしない状況が続けば、学期が上がるごとに成績は下がり続けます。
2年になると英語・数学に関しては1年の基礎ができていなければ勉強をしても「何が分からないのかが分からない」状態に陥る可能性が高いです。
結果、勉強をしても勉強時間に見合うだけの結果が出せないことになってしまいます。
1年の1学期のテストで400点以上取っていたのに、3年の1学期には200点台になっている。
そういうようなことが起こるのです。
能力が1年前と同じ
普段から勉強をして、勉強のやり方を身につければ、1時間の勉強でできることが多くなります。
能力に差ができるのです(もともと持っている個人の能力もあるが)。
個人差があるので、具体的にどのくらいの能力さが着くのかは分かりませんが、
分かりやすく極端な数字で表すと、1時間で10のことができる子と、1時間で1のことしかできない子、このような差がでてくるというわけです。
1時間で1のことしかできない子が、10知ることができる子に追いつくには、10時間の勉強が必要になります。
1時間で10知ることができる子が3時間勉強をした時点で、1しか知れない子はどれだけ努力をしても追いつけないのです。
勉強を普段からして、1時間で多くのことを身につけられるようになっているかどうかも、成績に大きく影響します。
勉強体力
勉強をしてこなかった子が、1日に3時間・4時間の勉強ができるようになることは、受験期という例外的な場合を除けば、稀です。
勉強をしようと思っても、やる気がなくダラダラとしてしまい、ただ椅子に座っているだけになることが多いです。
それは定期テスト前であっても同じで、
親がどれだけ「勉強しなさい」といったところで、勉強をしている風(ふう)になるだけで、頭に何も入ってきません。
普段から勉強をして、集中して勉強ができる体力も成績に大きく影響します。
塾に入っても成績が下がる子
やる気がない状態で(親だけが必死になって定期テストの点数を上げようと必死になっていて子供はほとんど勉強をしない場合)、入塾をしている場合です。
これが、平均点前後しかとれない子の成績を平均点プラス50点前後にすることは可能です(少なくとも私はいままでできている)。
しかし、親がトップレベルの高校に進学をさせようとしている場合、親が納得するような成績を取らせることは難しくなります。
定期テストの点数しか見ないので、成績を維持しているのに、成績が下がり続けていると思ってしまうのです。
どれだけ本人が理解できているのかを見ないので、400点以上取れない原因がただ単に勉強時間不足ということに気づかないのです。
このように、親と子供の意識が異なる場合は、親は強制的に勉強をさせる塾を選ぶべきです。
無理やり勉強をさせて、定期テストの点数を伸ばすしか方法はありません。
成績が下がり続ける原因が、努力不足が原因ではない場合もあります。
どの塾に通っても「成績が伸びない」と塾をいろいろと探している場合、
まず親自身が子供がどのように勉強をしているのか見るべきです。
教科の勉強を教えるのではなく、暗記力・理解力などをみるだけなら親でもできるはずです。