ちくまQブックス第1期No.10
タイトル | 【なぜ親はうるさいのか】 |
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作者 | 田房永子(たぶさ・えいこ) |
発行日 | 2021/12/22 |
この本の対象
自分の言動で子どもが苦しんでいるかもしれないのに
感情を押さえられない親が読むべき本かもしれません。
子供と会話をしっかりしている親であれば、子どもは何らかの抵抗をすることができますが
親の圧で子供に一切の抵抗を許さない状況にあると、子どもは親子関係においては逃げ場がなくなり
精神的に追い詰められるかもしれない。
親は子供を選べないし
子どもは親を選べない
そういう意味では互いに自分の思いとは違う人と家族を形成することになりますが
親と子で違うのは
親がいなければ子供は生きていけないので
子どもは親に抵抗しようとしても限界があるということ。
余りにも理不尽な親の言動であっても
親が子の聞く耳を持たず自分の感情のまま自分の理想を粉に押し付けるようなことがあれば
それに抵抗しようものならさらに理不尽さが増し
子どもはどうしようもすることがなくなります。
自分を空に閉じ込め親の言うことを素直に聞くしかできない
子どもは
親との関係で自分が辛いと思うことがあれば
それを他の子ども(友達)と比較して