定期テストの勉強は入試のための勉強とは異なります。
やるべきことをやれば「中学1年の1学期の定期テスト」を除き、400点以上とることはそこまで難しくありません。
「定期テストで点数が取れない」と悩んでいる人は、取れない原因を知ってください。
原因も分からずに闇雲に勉強をしていれば、期待するような点数は取れません。
もくじ
勉強時間はどれくらい
5教科合計で400点以上取っている人の大半は必要十分な勉強時間を確保しています。
直前1週間は帰宅してから寝るまでずっと勉強をしている人も中にはいるはずです。
私が高校生だったときは授業終了後4時から7時頃まで、帰宅してから12時前まで勉強をしていました。
テストで高得点を取る人は、テスト前にそれくらい勉強をするのが普通です(一部の天才を抜かす)。
普段の勉強時間が1時間未満、テスト直前期に1・2時間くらい勉強をしてやったような気になっているだけであれば、「高得点を取りたい」と期待することが間違っています。
「定期テスト対策平均勉強時間」も参考にして下さい。
勉強をしてるのにできない
「勉強をしているのにできない」と悩んでいる人もいるはずです。
中には勉強が極端に苦手という人もいますが、「勉強のやり方を間違えているだけ」だったり、「勉強をしているつもりになっているだけ」だったりすることもあります。
教科書・授業で配られたプリント・テキストをノートにきれいにまとめ直していませんか?
覚えようともせずにただ何かを読んでいるだけだったりしませんか?
暗記ばかりで演習がゼロだったりしませんか?
このようなことをしていては勉強時間に比例して成績が伸びるわけがありません。
特に、「ノートにまとめる」のは時間の無駄です。
小学校や中学校で「ノートをきれいに書きなさい」という指導が行われているかどうか知りませんが、ノートに何かをきれいにまとめることが勉強だと勘違いしている人があまりにも多すぎます。
「テキストに書かれてあることをノートにまとめることで記憶に定着する」のは確かです。
ただし、それは「テキストに書かれてある内容を自分で理解し、それを自分の言葉でまとめている」場合です。
テキストを丸写ししてノートにまとめても頭に残るわけがありません。
10分で覚えられることをわざわざ1時間かけているだけの超非効率極まりない最悪な作業です。
稀に「教科書ガイド」を使っている子がいますが、要注意です(親が「予習・復習を自分でやるため」と思って買っているのでしょうか?)。
英語以外はあれを使って勉強をしない方がいいです。
高得点を取るための対策・計画
「ノートにまとめる」作業は社会・理科でよくみられます。
英単語や漢字を覚えるときに「ノートにまとめる」作業をする人を見たことありません。
英単語や漢字はノートに殴り書きをする人が大半です。
英単語や漢字は殴り書きで覚えるのに社会・理科はそれができないんです。
何が言いたいのかというと、暗記をするだけなら「ノートにまとめずに、覚えたいものを殴り書きすればいい」ということです。
定期テストは入試と異なり、「どれだけ用語を覚えているか」を問われることがほとんどです。
理解も何もいりません(理解して覚えるべきですが)。
とにかく必要なものを本気で覚えようと暗記してください。
必要な暗記が終われば覚えたかどうかを確認するために演習をしてください。
そうすれば400点以上を取れるはずです。
単なる暗記は面白くありませんし意味あるとも思えませんが、高得点を取るためにはそれが一番の方法なのだから仕方がありません。
科目ごとの定期テストの勉強法を書いているので参考にしてください。
- 英語
- 数学
- 理科
- 社会
- 国語
「教科書準拠の参考書」はあまりお勧めできませんが、使うのであればお勧めの2点のいずれかを使ってください。
「公立高校入試」に関する記事です。参考にしてください。
400点以上取る方法
方法一言で言うと「勉強時間を確保しろ」です。
「そんなの方法じゃないし、分かり切ったこと」と批判したくなると思いますが、定期テストは暗記をすれば高得点が取れるので勉強時間が増えれば増えるほど得点が取れるようになります。
すでに繰り返し書いていますが、高得点が取れない原因の多くは勉強時間が足りないだけなんです。
「方法」を云々考える前に、勉強をした気になっているだけの状況を変えることが先決です。
そうすれば400点以上取れるます。
それでも思うような点数が取れないのであれば「成績が伸びない原因」を参考にしてください。
本当に勉強をしている?
勉強の経験がない子は「勉強体力(集中して勉強をする)」がありません。
定期テストで400点以上を取るには試験直前1週間は集中して3時間は勉強をします。
土日は1日10時間くらいする子もいます(期間以外の土日に10時間勉強をするべきではありませせんが、テスト前は集中力が続くなら問題ない)。
勉強の経験がない子は「勉強体力」がないので、1日1時間も勉強すれば「ものすごく努力をした」と思います。
3時間くらい勉強をしているのに「勉強体力」がないせいで、集中している時間がほとんどなく、実質勉強時間が30分以下ということもよくあります。
成績が伸びない原因は勉強をしていないだけなんです。
この状況は、自分の中では「勉強をした」と思っているので「勉強をしても点数が伸びない」と自分の能力がないと勘違いしてしまいます。
そして、「勉強しても伸びないなら勉強しても仕方がない」と勉強のやる気がなくなるという悪循環も生みます。
どうせ勉強をしなくてはいけないのだから、やるときは本気でやってください。
「勉強体力」をしっかりとつけ、本気で勉強をすれば誰でも400点以上は取れます。
平均点前後(300点~350点)しか点数が取れない子は、「勉強をする」ということがどういうことなのかを考えてください(成績が伸びない子は考えられないので親が考えられるように根気よく子供を見てあげてください)。
極端に点数が悪い子の親へ
どれだけ勉強をしても頭の中が混乱したり、暗記ができないという子が一定数います。
自分の子が本気で勉強をしているのに「0点~50点しか取れないで場合」、勉強のやり方を間違えているのか、極端に勉強が苦手なのか様子を見るようにしてください。
正しいやり方で、必要十分な勉強をしているのに平均点に達さない場合、学校の担任の先生、もしくはスクールカウンセラーに相談することを勧めます。
「学習障害LDに見られる特徴」も参考にしてください。
通知表で4以上を取る方法
通知表の評価は定期テストの点数だけで決まっているわけではありません。
定期テストでどれだけ良い点数をとっても4や5を取るにはそれだけでは不十分です。
通知表がどのようにつけられるか最低限のことを知っておきましょう。
知らない人は「何点取れば通知表で4」を参考にしてください。